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電力ひっ迫で太陽光・蓄電池への引き合い急増、昨年の3倍に

2022/07/27 18:32
工藤宗介=技術ライター
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東京電力パワーグリッド管内・6月の需給状況。月末に電力ひっ迫注意報が発令された
東京電力パワーグリッド管内・6月の需給状況。月末に電力ひっ迫注意報が発令された
(出所:東京電力パワーグリッド)
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 自家消費型太陽光発電システムの提案・施工を行っているサンエー(神奈川県横須賀市)は7月26日、電力ひっ迫注意報や節電の呼び掛けに伴い、太陽光発電設備や蓄電池への問い合わせが昨年の同時期と比べて約3倍に急増したと発表した。

 太陽光発電システムの受注も拡大しており、2021年度の売上17億5000万円に対し、2022年度は同19億5000万円を見込んでいる。実際の受注はさらに上回っているが、世界的な半導体不足により部材調達に遅れが出ていることが影響し2億円の伸びに留まるとしている。

 同社は、利用者にとって初期費用なしで設置した太陽光発電システムを定額で使える個人向けサービス「スカエネプラン」を提供している。蓄電池も初期費用なしで導入可能で、電気代の節約のほか、今後懸念される計画停電や節電要請にも対応できる。このほかにも、企業向けに自家消費型太陽光発電事業を手掛ける。

 東京電力パワーグリッド管内では、6月27日~30日に電力ひっ迫注意報が発令された。また、経済産業省の電力需要見通しでは、東北電力ネットワーク、東京電力パワーグリッド、中部電力パワーグリッド管内の7月の予備率は3.1%と、安定供給の最低限とされる3%近い数値となっており、7月1日~9月30日は7年ぶりに節電要請期間に入った。

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