ポータブル電源の開発・販売を手掛ける中国EcoFlow Technologyの日本法人EcoFlow Technology Japan(東京都江東区)は7月25日、8月2日~7日に開催される「青森ねぶた祭」において、日立製作所東北支社が運行する「脱炭素ねぶた」に、EcoFlow製太陽光パネルおよび蓄電池を活用すると発表した。
100%再生可能エネルギーを電源とする大型ねぶたは、青森ねぶた祭において初の試みになるという。折り畳み式太陽光パネル「EcoFlow 400Wソーラーパネル」10台を用いて、ポータブル蓄電池「DELTA Pro」8台および「DELTA Pro専用エクストラバッテリー」2台を充電し、ねぶた本体に搭載することでライトアップの電源に使用する。
DELTA Proは、リン酸鉄リチウムイオン(LiFePO4)電池を採用し、充放電サイクル3500回で残存80%、6500回で残存50%の長寿命を実現した。1台あたりの容量は3600Wh/48V。また、専用エクストラバッテリーを最大2台まで接続することで、停電時に必要となる家庭の電力の約6日間分に相当する最大1万800Whまで拡大できる。
EcoFlow Technologyは、大手ドローンメーカーの中国DJI出身のメンバーによって2017年に設立したベンチャー企業。中国・深センに研究開発および事業拠点を置き、現在1000人以上の従業員と世界90カ国以上で事業展開している。日本法人であるEcoFlow Technology Japanは、2019年に設立された。