MIRAI-LABO(東京都八王子市)と東京建物グループの日本パーキング(東京都千代田区)は、駐車場のカーボンニュートラル達成を目標に、駐車場路面に設置した太陽光発電システムの検証を開始した。7月26日に発表した。
八王子市にある「NPC南大沢駅前パーキング」の屋上駐車場エリアに導入した。出力約2kWの太陽光路面発電パネル「Solar Mobiway」と容量8kWhのカートリッジ式蓄電池システム「G-CROSS」を組み合わせた。この蓄電池システムは、太陽光の電気を充電しつつ、照明などに電力供給できるのが特徴という。
太陽光で発電し蓄電池に充電した電力を、24時間点灯のエレベーターホールの照明と夜間点灯の街灯に使用し、系統連系しない自家消費型システムとして運用する。年間発電量、蓄電状況、電力消費量、環境データを取得・監視するとともに、駐車場内におけるSolar Mobiwayの耐久性についても検証する。実証期間は3年間の予定。
今後、日本パーキングが運営する平面駐車場での実証や、大規模実証などを段階的に実施する予定。日本パーキングが所有・運営する約1800カ所すべての駐車場をカーボンニュートラルにすることを目指す。