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JFEエンジ、蓄電池ビジネスに参入、鶴見製作所に5MWh

2022/08/03 22:50
工藤宗介=技術ライター
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鶴見製作所に導入する蓄電池システムの概要
鶴見製作所に導入する蓄電池システムの概要
(出所:JFEエンジニアリング)
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 JFEエンジニアリング(東京都千代田区)と同社100%子会社の新電力会社アーバンエナジー(横浜市)は8月2日、蓄電池ビジネスに本格参入すると発表した。JFEエンジのEPC(設計・調達・施工)サービスの実績と、アーバンエナジーの電力運用ノウハウを融合し、蓄電池の計画立案・EPC・運用まで一貫して提供する。

 これまで、アーバンエナジーは実証用小型蓄電池を導入し、電力卸市場の価格予測や需要予測を踏まえ、手作業で充放電計画を策定していた。両社は今回、蓄電池ビジネスに本格参入するにあたり、充放電計画の精度向上と自動化を実現するための制御システムを共同開発する。

 需要や市場価格、気象などの予測データを用いて、運転方法を自動的に判断し、充放電計画を立案する機能を備える。需要家消費電力のピークカット、電力卸市場の活用、容量市場への対応を最適に組み合わせることが可能で、将来的には需給調整市場にも対応する予定。

 第1号案件として、JFEエンジニアリングの鶴見製作所構内に大型蓄電池と制御システムを導入する。蓄電池は米テスラ製で、出力は2.5MW、容量は5MWh。2023年春から運用する予定。

 経済産業省は、太陽光と風力発電という変動性再生可能エネルギーの大量導入に伴い、電力系統に直接、連系する「系統用蓄電池」を法的に位置づけ、需給バランス改善に活用していく方針を示している(関連記事:「系統蓄電池」解禁へ、10MW以上は「発電所」に)。

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