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シェルとウエスト、「非FIT再エネ」向けサービスで合意

自己託送・FIP・オフサイトPPA向けに発電予測など代行

2022/08/04 00:23
工藤宗介=技術ライター
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締結式の様子
締結式の様子
(出所:シェルジャパン)
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 シェルジャパン(東京都千代田区)とウエストホールディングスは、固定価格買取制度(FIT)に依存しない非FITにおける再生可能エネルギー発電事業者および小売電気事業者向けサービスで基本合意書を締結した。8月3日に発表した。

 両社は、発電事業者および小売電気事業者に対して、発電予測、発電の最適化、インバランス軽減や、蓄電池など分散型エネルギー資源(DER)制御などのサービスを提供する。主に自己託送制度を中心に、オフサイト型PPA(電力購入契約)モデルやフィード・イン・プレミアム(FIP)など向けに発電予測・発電計画の作成・提出を代行し、インバランス・リスクを負担する。

 シェルは、2021年12月に米イノワッツ(INNOWATTS)と分散型エネルギー向け制御サービスに関して基本合意書を締結した。AI(人工知能)と機械学習を用いた予測技術を活用した精緻な発電予測サービスの提供を目指す。複数のDERを遠隔制御するシステムを構築し、DERからのエネルギーを統合することで、電力需給を適切に制御できる。

 シェルは、発電インバランスを精算する「発電バランシンググループ」を組成し、グループ全体で電力計画値の同時同量に取り組む。同サービスを利用する発電事業者や小売電気事業者は、発電インバランスの生じるリスクを抑えられる。ウエストHDは、顧客へのサービス提供や発電所のEPC(設計・調達・施工)サービスを担当する。

 9月から、ウエストHDが所有する発電所およびビルを用いて実証実験を開始する予定。2023年にも実サービスの提供を目指す。

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