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ENEOS、清水製油所跡地にメガソーラーと蓄電池・水素製造

2022/08/06 22:08
工藤宗介=技術ライター
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次世代型エネルギー供給プラットフォームのイメージ
次世代型エネルギー供給プラットフォームのイメージ
(出所:ENEOS)
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清水製油所跡地の位置図
清水製油所跡地の位置図
(出所:ENEOS)
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 ENEOSは8月4日、静岡市にある清水製油所跡地(清水油槽所内遊休地)を中心とするエリアに、次世代型エネルギー供給拠点およびネットワーク「次世代型エネルギー供給プラットフォーム」を構築すると発表した。

 同事業では、清水製油所跡地の約4万2000m2に出力約3MWのメガソーラー(大規模太陽光発電設備)、容量約7700kWhの大型蓄電池、水電解型水素ステーション、自営線などを設置し、再生可能エネルギー由来電力およびグリーン水素を製造、供給する。また、エネルギー管理システム(EMS)を活用して各設備を最適制御することで、地産再エネを有効に活用する。

 2024年4月に周辺施設への電力供給を開始、2024年度中に水素ステーションの開所を目指す。当初のエネルギーの供給先は、清水油槽所、清水さくら病院(仮称)、静岡市清水文化会館マリナートを計画する。また、FCV(燃料電池車)やFCバス(燃料電池バス)に水素を供給する。災害時や停電時には、自律的にエネルギーを供給することで、地域の防災、減災にも貢献する。

 将来的には、清水製油所跡地内の再エネ利用促進エリア立地施設や同エリアにおける新たなモビリティサービスにエネルギーを供給する。さらに、FCトラック(燃料電池トラック)、FCフォークリフト(燃料電池フォークリフト)、水素船など、港湾特有の水素需要にも対応する予定。

 ENEOSは、2020年7月に静岡県と、2021年7月に静岡市とそれぞれ次世代型エネルギーの推進と地域づくりに係る基本合意書を締結している。また、同事業は、脱炭素先行地域に選定された静岡市の取り組みの一つに位置付けられ、環境省の脱炭素化事業に静岡市と共同応募し、採択を受けた。

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