探訪

鉄道沿線に10km!千葉ニュータウンの「最長メガソーラー」(page 6)

段数の違うアレイ構成で細長い用地に効率的に設置

2017/03/14 05:00
金子憲治=日経BPクリーンテック研究所
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クレーン作業は終電後に

 アレイ配置の設計に加え、施工にも配慮した。細い敷地のため、パネルまですべて設置してしまうと、サブ変電所の施工などに際し、重機が操作できなくケースがある。そのため、部分的にパネルの設置を遅らせ、杭基礎だけするなど、施工スケジュールを工夫した。

 また、「細長い」という土地形状のほか、「鉄道の沿線」という立地からも特別な配慮が必要になった。京成電鉄と協議し、線路に近い場所では、電車の走る時間帯にクレーンを使わないことにした。電車の安全な運行を最優先するためだ。

 クレーンでの作業が必要になるのは、PCSの搬入・据え付けなどサブ変電所と主変電所の施工だ。サブ変電所の施工は、2月までに2カ所が済んでいる。この2カ所は、線路から離れていたため、クレーン作業が可能だったが、今後、施工する残りのサブ変電所と主変電所に関しては、終電の後、深夜でのクレーン作業になるという。

 SGETは、すでに地域振興を目指した活動にも取り組んでいる。印西市市制施行20周年を記念した「印西スマイルマラソン」が2月12日に開催され、SGETも協賛した。マラソンコースは、メガソーラーの沿道で、ランナーは建設中の発電所を見る機会にもなった(図11)。

図11●SGETは「印西スマイルマラソン」に協賛
(出所:SGET)
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 同社では、運営する太陽光発電所に近い小中学校生を対象に、「こどもエネルギーサミット」と称した地域貢献イベントを開催している。メガソーラーの見学とともに、同社社員が、実際に先生役や司会・進行役を務め、エネルギーについて解説するものだ。千葉ニュータウンメガソーラーでも、完成後にこうしたイベントを計画している。

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