探訪

久喜市最大級のメガソーラーが屋根上に稼働(page 2)

物流施設の付帯設備で地域と地球環境にも貢献

2019/04/02 05:00
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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「人を中心にしたデザイン」

 「ESR久喜DC」は、理科大・久喜キャンパスの跡地13万6500m2のうち約6割を購入して建設された。1~3階にトラックバース各54台を備え、荷物用エレベーター、垂直搬送機のほか、アメニティ施設としてラウンジやショップ、託児所を設置した(図2)。

図2●「ESR久喜ディストリビューションセンター」の外観
(出所:ESR)
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 東北自動車道・久喜ICから2.5km、圏央道・白岡菖蒲ICから5kmと貨物トラックの物流拠点として地の利があるほか、もともと大学のあった立地でもあり、JR久喜駅から約3kmで駅発バス路線のバス停から2分など、公共交通による通勤にも便利なことが特徴だ。

 かつて、高速道路のIC近くの物流施設というと、トラックの荷物を一時的に保管する「コンクリートの箱」というイメージだったが、いまやその形態は一新している。物流設備として高性能化するとともに、「人の働くオフィス」として、労働環境やアメニティを充実させ、さらに地域社会や地球環境との調和にも取り組んでいる。

 ESRも、「HUMAN CENTRIC DESIGN.(⼈を中⼼に考えたデザイン)」を基本理念にこうした物流施設の新しい方向性を主導してきた。完成間もない「久喜DC」の玄関を入ると、デザイン性の高いラウンジやコンビニ入居予定のショップエリア、託児所向けの部屋があり、壁には絵が描かれている。ショッピングモールのような趣だ(図3)(図4)。

図3●テナント会社で働く人のためのラウンジスペース
(出所:日経BP)
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図4●託児所のための部屋
(出所:日経BP)
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