パネルは韓国LG、PCSはTMEIC製
「ESR久喜DC」では、屋根上に設置した太陽光パネルの出力は2.39MW、PCSの定格出力1.89MWとなり、年間発電量は270万kWhを見込んでいる。FITを活用し、21円/kWhで全量を売電している。
太陽光パネルは韓国LGエレクトロニクス製(315W/枚)、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製(出力1MW機)を採用した(図7)(図8)。
EPC(設計・調達・施工)サービスはきんでんが担当し、O&M(運営・保守)サービスはアドバンテック(東京都千代田区)グループのクールアース(東京都千代田区)が担当している。
物流施設の屋根上に太陽光パネルを設置することは、積載荷重の点では問題ないという。設計上で配慮したのは、「配線ルートや付帯設備などが、テナントのスペースに入らないことと、建物本体の工期中に太陽光設備の工事も完了させ、同時に稼働できることを目指した」と、ESRの武田諭シニアディレクター・コンストラクションヘッドは言う。
実際にこうした設計当初の目標は、順調に達成されたという(図9)。