探訪

「パネルの海」が壮観! 久米南町の美しいメガソーラー(page 3)

遠隔監視とデータ分析システムを導入

2016/05/24 00:00
金子 憲治=日経BPクリーンテック研究所
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難易度の高い「プロファイ」組成

 今回の発電事業では、SPCに対し、パシフィコ・エナジーの親会社である米ジェマソン・グループのほか、米GE(ゼネラル・エレクトリック)グループが出資した。三菱東京UFJ銀行と中国銀行によるプロジェクトファイナンスを組成し、110億円の融資を受けた。

 「パシフィコ・エナジー久米南メガソーラー発電所」は、FITスタート当初、国内のメガソーラー開発にとって、いくつもの壁に直面しつつも、果敢に乗り越えてきた点で画期的なプロジェクトといえる(関連記事)。

 ファイナンス面では、海外資本100%のSPCが事業主体になるメガソーラー事業に対し、国内の銀行がプロジェクトファイナンスを引き受けたこと。

 起伏が大きく開発リスクの大きいゴルフ場開発跡地を活用し、かつ海外製パネルを採用したことも、EPC(設計・調達・施工)サービス事業者の選定と、それを踏まえたプロジェクトファイナンス組成のハードルを高くした。

 また、技術的には、起伏のあるゴルフ場開発跡地を効果的に造成し、多くの太陽光パネルを設置したことだ。15%までの勾配(約8.5度)なら設置可能な架台と基礎工法を導入し、ホール内の勾配を15%以内に抑える造成工事を行った(図4)。

図4●勾配を15%以内に抑える造成工事を行った
(出所:日経BP)
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