“パネルの海”に感嘆の声
竣工式を開催した4月15日には、サイト見学会も開かれた。同発電所は、小高い丘陵に造成された18ホール分を活用した。傾斜の緩やかなフェアウェイ部分に発電設備を設置したため、残置森林の合間に太陽光パネルの設置エリアが分散することになる。見学会では、パネルエリア間を結ぶ迷路のような管理道路をバスで移動しながら、サイト内を巡った(図5)。
「これは壮観だ」――。見学会も終盤になり、サイト内の最高点から下って、パネルエリアを見上げる地点でバスから降りると、思わず感嘆の声が聞かれた。緩やかな山肌一面が、濃紺のパネルに覆われ、山の稜線までも形成している(図6)。