探訪

「雑草を食べきれず、ヒツジを増やしました」、明石土山のメガソーラー(page 3)

ヒツジを放牧しない区域は、除草剤を積極的に使う

2019/06/11 05:00
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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雑草は想定以上、ヒツジを増やす

 ヒツジは、当初3頭だったが、途中から2頭増やして5頭にした。想定していた以上に雑草が伸び、3頭では食べるペースが追いつかないためだった。

 ヒツジは、第1期と第2期のメガソーラー全体に放牧しているわけではない。全体の約22万m2のうち、第1期の一部となる約1万5000m2の区域に限っている。この区域には、景観にも配慮してゴルフ場時代の緑を多く残し、ヒツジによる除草を導入した。

 日本毛織によると、5頭以上に増やすことも検討した。しかし、兵庫県内のヒツジの飼育は、5頭以上になるとペットとしての飼育という枠を外れ、畜産業のような「事業」という位置づけになる。そうした場合、求められる管理体制や設備のレベルが上がり、メガソーラー事業の一環としては負担が大きくなる。この理由で5頭に抑えた。

 ヒツジの管理を含む、メガソーラーの雑草対策は、グループ会社のニッケ不動産(神戸市)に委託している。

 ヒツジを放牧している区域でも、人手による除草がまったく不要なわけではない。例えば、ドクダミなど、ヒツジが食べない雑草もある(図6)。先端が硬かったり、一定以上に伸びたりしている雑草も食べないという。

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図6●ドクダミや硬い草は食べない
(出所:日経BP)
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