トラブル

北東からの強風で、基礎ごとアレイが吹き飛ぶ(page 2)

宮崎で、昨秋の台風24号による被災太陽光発電所を巡る・その1

2019/02/21 05:00
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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 これは、南九州ならではの太陽光発電所の被災の一つという。

 南九州を強い風を伴う台風が通過する時には、時計の逆回りで強い風が巻くように吹く。

 太陽光発電所では、南西側から北東側に逆時計回りに巻くように強風が吹いても、アレイは低い位置に固定され、かつ、アレイ内で太陽光パネルは南が低く、北に上って行くように固定されているので、パネルの表面を斜めに吹き上がるように強風が流れ、パネルが吹き飛ぶような力が比較的働きにくい。

 問題となるのは、北東側から南西側に向かって時計の逆回りに巻くように吹く風だ。太陽光発電所の北端のアレイは、この強風を裏面からもろに受け止める。太陽光パネルを裏面から吹き上げるように、強風が吹く。とくに北東端のアレイは、この風を最も強く受ける可能性が高い。

 こうした強風によって、北東端のアレイから、ほぼすべての太陽光パネルが吹き飛んでしまったと見られるのが、この低圧発電所だった。

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