トラブル

北東からの強風で、国道沿いの太陽光パネルが吹き飛ぶ(page 2)

宮崎で、昨秋の台風24号による被災太陽光発電所を巡る・その3

2019/03/20 06:00
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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 実際の被災状況には、わからない部分もある。吹き飛んだ太陽光パネルの中には、地面に重ねて置かれているものもあるからだ。発電所の関係者が処置したものとみられる(図3)。中には、カバーガラスが割れている太陽光パネルもある。

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図3●架台から外れた太陽光パネル
(出所:日経BP)

 ただし、太陽光パネルが吹き飛んだ以外に、損壊はなかった模様である。

 スクリュー杭の基礎、アルミの架台、その他の設備は、太陽光パネルを吹き飛ばした強風によっても、地面から抜けたり、曲がったりといった損壊が見られない。

 太陽光パネルの架台の固定方法には、宮崎を強い台風が通過する際に吹く強風を、十分に考慮したようには見えない設計となっている。

 パネルを架台に固定しているのは、上部が2カ所、下部が2カ所の合計4カ所となっている。強風による被害の懸念が強い地域では、上部が3カ所、下部が3カ所の合計6カ所といった、固定する場所をさらに増やし、強風による荷重をより分散して受ける構造が一般的となっている。これに比べると、強風による荷重が集中しやすい構造と言える。

 今回の事業用低圧太陽光の北と東には、畑が広がっている。台風時の北東から巻き込んでくる強風を弱めるものは周囲にはない。

 こうした場合、敷地の北側に壁を設ける、北側のアレイの裏側に防風板を追加するなどの対策が、損壊するかしないかの分かれ目になることがあるという。

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