トラブル

雪の重みで太陽光の架台が倒壊、設計ミスが原因か(page 3)

エネテク 第6回

2018/05/02 06:00
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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スペーサーの追加など設計ミスの痕跡

 もう一つの発電所も、毎年のように一定の降雪がある場所に立地し、同じように設計ミスと思われる要因によって、積雪の後、架台が曲がったり、地面に近づくように沈み込むなどのトラブルが生じていた(図4)。

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図4●架台が曲がったり、地面に近づくように沈み込む
北関東にある別の太陽光発電所(出所:エネテク)

 この発電所の場合、架台の状況を調べてみると、多くの箇所で高さの不足を補うための部材(スペーサー)が追加されていた。これも、設計ミスを疑う要因の一つだった。

 施工時に、設計図面の通りに現地で施工したところ、架台の高さが足りず、太陽光パネルを固定できなかったため、追加的に部材を補ったと推測できた。スペーサーを追加することで必要な高さを確保し、なんとかパネルを固定したように見えるという。

 スペーサーを追加した場所は、当然ながら、当初の設計とは、荷重に対する強度や耐久性が異なってくる。強度や耐久性を低下させている要因の一つに見えるとしている。

 エネテクでは、一つ目の発電所と同じように、この発電所に対しても、架台などを抜本的に是正することを提案した。

 しかし、その後、顧客から回答を得られないまま、約1年が経過しており、同じ状態に復旧させて稼働を続けている可能性もあるという。

【エネテクによるトラブル・シューティング】

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