トラブル

発電量や日射量のデータ送信が停止、原因はカラス(page 2)

エネテク 第17回

2018/09/13 05:00
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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ボルトが無くなる

 この施設の屋上の太陽光発電設備は、施工中からカラスによる悪戯に悩まされていた。

 太陽光パネルの設置時には、一定の単位の枚数のパネルなどの資材を屋上に置き、屋根に金具を取り付けた後、金具にパネルを固定する。金具やパネルの固定には、ボルトが使われる(図2)。

図2●屋根上にボルトで太陽光パネルを固定している例
今回紹介した発電所の例ではない(出所:日経BP)
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 この作業中に、ボルトがたびたび無くなった。

 そこで、状況をよく観察してみると、カラスが飛来し、作業員の隙を見て、ボルトを咥えて飛び去っていることがわかった。

 このため、屋上に置いたボルトの管理をより厳格にすることで、カラスによるボルトの「盗難」を防いでいた。

 発電設備が完成し、稼働を開始すると、施工の作業者が屋上からいなくなるので、カラスはより発電設備に近づきやすくなる。そこで、今度は日射計の配線を引き抜いたと見られる。太陽光パネルのカバーガラスが割れる被害も起きた。

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