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大手電力や消防も活用する「太陽光向けドローン」の老舗、フカデン(page 4)

井桁構造の機体で軽量化、飛行時間と着地の安定性を向上

2016/11/30 00:00
加藤 伸一=日経BPクリーンテック研究所
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30度の傾斜地メガソーラーでも活用

 フカデングループで開発・運営している三重県尾鷲市の出力1.2MWのメガソーラーは、さらにドローンを使った点検が生きる環境にある(図4)。

図4●三重県尾鷲市のメガソーラーは約30度の斜面にある
ドローンによる点検の利点がより生きる(出所:フカデン)
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 約30度の斜面に太陽光パネルを設置していることから、赤外線カメラを持って撮影しながら歩き回るのは、安全管理面でも、コスト面でも難しい。仮に人が歩き回って点検する場合、足場を築いて安全を確保する必要がある。

 そこで、2カ月に一回、ドローンを飛ばしてパネルを撮影している。メガソーラーたけとよに比べて、規模が小さいこともあり、30分以内の飛行で撮影が終わる。

 敷地をスキャニングするように撮影したデータを、飛行後にパソコンに取り込み、熱分布に異常のあるパネルを確認できる(図5)。パネルの熱分布画像を発電所の地図にマッピングすることで、どのパネルに過剰な発熱が生じているのか、一目で分かる。

図5●2カ月に一回点検
熱分布画像で不具合の生じたパネルを特定(出所:フカデン)
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