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新日鉄住金エンジ、75MW級バイオマス発電所のEPC受注

ボイラーは住友重機械工業製、イーレックスが燃料供給

2019/03/19 15:24
工藤宗介=技術ライター
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広畑バイオマス発電所の完成予想図
(出所:新日鉄住金エンジニアリング)
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 新日鉄住金エンジニアリング(東京都品川区)は3月13日、広畑バイオマス発電(大阪市)が兵庫県姫路市に計画する75MW級バイオマス専焼発電所「広畑バイオマス発電所」のEPC(設計・調達・施工)およびO&M(運営・保守)業務を受注したと発表した。

 燃料受入・保管・搬送設備および発電設備一式の設計・機器調達・建設・試運転のほか、発電所の完成・引き渡し後の運転・保守業務を一括して受注し、計画段階から操業までのサービスをワンストップで提供する。循環流動層(CFB)ボイラー(再熱式)は、住友重機械工業製を採用する。

 また同日、イーレックス(東京都中央区)は、広畑バイオマス発電との間で燃料長期供給契約を締結したと発表した。供給燃料はパーム椰子殻(PKS)で、2023年8月から10年間に年間7万tを供給する予定。イーレックスは、PKSを燃料としたバイオマス発電所(出力総計70MW)を運営しており、自社のバリューチェーンを活用して安定的な燃料供給をサポートする。

 広畑バイオマス発電所は、発電端出力75MWのバイオマス発電所で、燃料には国産と輸入の木質チップ、PKSを併用する。国産バイオマス燃料は、大阪ガスなどが設立した国産バイオマス燃料の事業会社グリーンパワーフュエル(大阪市)から調達する。発電した電力の売電単価は24円/kWh。2023年8月に運転開始する予定。

 事業会社である広畑バイオマス発電は、大阪ガス100%子会社のガスアンドパワー(大阪市)が90%、九州電力100%子会社の九電みらいエナジー(福岡市)が10%を出資する。建設および運転にかかる資金の一部はプロジェクトファイナンスによって調達する予定(関連記事:姫路市にバイオマス発電所、海外産と国産燃料を併用)。

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