米フェイスブックが突如として社名をメタプラットフォームズに変えたことで、「メタバース」が一躍脚光を浴びた。XR(VRやARなどの総称)を駆使して仮想的な空間に人々が集うメタバースには、リアルな世界にある多くの制約を乗り越える可能性があるとして、さまざまな分野で応用の試みが始まっている。

 国立情報学研究所(NII)が主催する「教育機関DXシンポ」もその一つだ。いち早くメタバースの活用に挑戦し、2022年1月14日にVRプラットフォーム「Hubs」とメタバースプラットフォーム「cluster」を活用したシンポジウムを開催した。主催者によると、この回は広く関心を集めたが、うまく視聴できない人も少なくなかったようだ。

 この試みの第2弾として、2022年2月4日(金)に開催する第46回のシンポジウムがVR(仮想現実)配信される。東北大学 総長(学長)の大野英男氏がオンライン会議システムとVR空間で同時に講演する予定だ。参加者は「Webex」または「YouTube ライブ」「LINE LIVE」で視聴できる。

仮想空間内に設置された大型スクリーンに講演や議論の様子が映し出された
仮想空間内に設置された大型スクリーンに講演や議論の様子が映し出された
(2022年1月14日に開催した第45回「教育機関DXシンポ」)
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 今回はこれ以外にも「VR技術を活用した協働型HyFlex国際共修授業」(東北大学高度教養教育・学生支援機構 言語・文化研究センター 准教授 林 雅子氏)や「ミシガン大学におけるラーニングアナリティクス」(九州大学基幹研究院 准教授 山田政寛氏ほか)など興味深い発表もある。

 シンポジウムのプログラムはNIIのWebサイトで確認できる。参加申し込みも同ページから可能だ。参加費は無料。

大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」
詳細情報:https://www.nii.ac.jp/event/other/decs/#edx46