ワッセイ・ソフトウェア・テクノロジーは2021年2月16日、イスラエルのラディックス・テクノロジー(Radix Technology)が開発したオンライン授業支援システム「TeacherView」を発売した。価格はオープンだが、参考価格は教員ライセンス(クラス数、生徒数無制限)が年額3万5000円(税別)としている。主な対象は中学校と高等学校だ。

 TeacherViewは、オンライン授業に適した機能を備えたビデオ会議システム。教員は生徒の顔とパソコンの画面を見ながら授業を進める。教員の画面を生徒に提示できるのはもちろん、特定の生徒の画面を全員で共有することもできる。

教員のパソコンでは生徒の顔と画面がサムネイル表示される。カメラの映像から生徒の表情を解析し、アイコンで表示できる

 こうした生徒の画面監視や操作の制御は、学校のパソコン教室であれば専用システムを導入して実現するのが一般的。ところが、生徒が各自のコンピューターを使うオンライン授業では同じことができず、授業の進行に手間取るケースが見られた。「Zoom」や「Teams」のようなオンライン会議システムを利用する学校は多いが、汎用的なアプリなので機能に過不足があった。

 TeacherViewは授業に最適化することで、教員の使い勝手を高めている。例えば、生徒の音声は基本的にミュートになっており、ほかの生徒の顔も見えないため、生徒たちは教員と授業に集中できる。生徒の不要な操作を禁止したり、Webブラウザーのタブを教員が閉じたりといった制御もできる。教員が指定した生徒間でチャットも可能だが、Zoomでグループワークをする際に使う「ブレークアウトルーム」に当たる機能は開発を検討中だという。