データプロジェクターや大型ディスプレイの価格低下が進み、教育現場での大型提示装置の活用が広がっている。文部科学省の「ICT環境の整備方針」でも、小中高等学校の全ての普通教室に大型提示装置を設置する目標を打ち出している。

 大型提示装置は、実物投影機(書画カメラ)で手元の様子を撮影して映し出したり、パソコンと接続してデジタル教材を表示したりという使い方が一般的だ。ICT活用教育が広がっていく中で、大型提示装置の新しい利用方法も生まれている。広島市の教育機関の2つの事例を紹介しよう。

 最初の事例は、修道中学校・修道高等学校の取り組みだ。同校は、広島市中区の私立学校。学習や活動の履歴を蓄積するeポートフォリオの機能を持つクラウドサービス「Classi」(クラッシー)を導入している。下の写真は、高校3年生の「美術実技」の授業。eポートフォリオに記録した作品を大型提示装置で映し出しながら、今までの活動や今後の進路などについて話し合った。

広島市中区の私立学校「修道中学校・修道高等学校」。広島藩の「講学所」を起源としているという
高校3年生の選択制の「美術実技」の授業。それぞれの生徒が、1年間の活動についてプレゼンし、話し合った
1年間の作品や取り組みをクラウドサービス「Classi」に記録している
Classiの画面に作品を表示させて解説した