日本マイクロソフトは2020年3月4日、国・文部科学省が推進する児童・生徒1人1台にコンピューターを整備する「GIGAスクール構想」に向けて、日本独自のライセンス「Microsoft 365 Education GIGA Promo」(以下GIGA Promo) をGIGAスクール案件に限定して4月初旬から提供すると発表した。

 同社は既に2月4日から、パソコンメーカー8社と連携して「GIGAスクールパッケージ」を展開している。このパッケージでは、文部科学省が示した学習者用端末の標準仕様に適合するWindows 10搭載パソコン17機種を「GIGAスクール対応PC」とし、Windowsと「Office 365」などの製品ライセンスと教員研修などを組み合わせた。

GIGAスクールパッケージの商品・サービス構成

 今回、発表したGIGA Promoは、GIGAスクールパッケージに含まれるマイクロソフト製品の構成と参考価格。端末管理ツール「Intune for Education」、学習用基本ツール「Office 365 ProPlus」、OS「Windows 10 Pro Education Upgrade」で構成される。

 Intune for Educationは、端末やユーザー、アプリなどを一括管理するツール。セキュリティーを担保した上で運用できる。Windows以外に、iOS, Mac OS, Android搭載端末も一元管理でき、教育現場の管理の手間を減らすことができるとしている。

 マイクロソフトは既に、オンライン版のOffice 365 A1を教育機関向けに無償提供しているが、今回は特別にデスクトップアプリ版をOffice 365 ProPlusとして提供する。また、オンライン版のOffice 365 A1も引き続き利用できる。

 Windows 10 Pro Education は、企業利用レベルのウイルス対策機能を備えた「Windows Defender」を標準搭載する。OSの設定を教育現場に合わせてカスタマイズでき、セキュリティーやプライバシーが守られた環境で学習できるようにする。

 GIGA Promoは、クラウドソリューションプロバイダー (CSP)向けの端末ライセンスとして提供され、参考価格は1台当たり2760円。実際の価格は販売事業者が決定する。これは従来の端末管理ツールと同等の価格で、当該端末の利用が可能な限り最大6年間のライセンスになる。