文部科学省高等教育局は2020年4月13日、新型コロナウイルス感染症対策で全国の大学・高等専門学校が4月からの授業開始についてどのように対応しているか調査した結果を公表した。

 4月10日時点の調査で、対象となる国公私立大学と高等専門学校の全1180校中900校から回答を得た(回答率76.3%)。全体の85.8%に当たる772校が「授業開始の延期を決定・検討」しており、11.2%に当たる101校が「開始時期は例年通りだが遠隔授業を実施・検討」するとしている。「例年通り授業を実施」するという回答は2.3%の21校だけだった。

9割以上の大学・高等専門学校が4月からの通常の授業開始を延期したり、遠隔授業を実施または検討中したりしている
出所:文部科学省「新型コロナウイルス感染症対策に関する大学等の対応状況について」

 中でも4月7日に発出された緊急事態宣言の対象地域となった7都府県(東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡)では、全ての大学・高等専門学校が、授業の開始時期を延期したり(回答数385校中347校、90.1%)、遠隔授業を実施または検討(385校中38校、9.9%)したりしている。 例年通り授業を実施している学校は1校もない。

緊急事態宣言の対象地域の7都府県では、全ての大学・高等専門学校が授業開始を延期または遠隔事業で対応
出所:文部科学省「新型コロナウイルス感染症対策に関する大学等の対応状況について」

 教室外の学生に対して授業をする遠隔授業については、回答数859校中427校(47.4%)が「遠隔授業を実施する」と回答し、333校(37.0%)が「検討」としており、8割以上の大学・高等専門学校が遠隔授業による授業の継続について前向きになっている。

8割以上の大学・高等専門学校が遠隔授業を実施または検討中する方針という
出所:文部科学省「新型コロナウイルス感染症対策に関する大学等の対応状況について」