iPadを教育の現場で活用するシーンが増える中、“教える側”の不安解消も喫緊の課題となっている
(出所:アップル)

 GIGAスクール構想により、全国の小中学校に1人1台の学習用コンピューターの導入が決定し、教育の中に本格的にICTが取り入れられようとしている。と同時に、学ぶ側、教える側ともに、新しい教育環境をうまく活用していくことが求められている。

 アップルは、学習指導に同社製品を利用している教育者を支援する無料のラーニングプログラム「Apple Teacher Learning Center」をはじめとした、さまざまなコンテンツを提供している。初めて「iPad」や「Mac」を使う場合に最適なのはもちろんだが、教育者向けに組み立てられたプログラムにより、授業に導入するために必要なスキルも効率的に身に付けられるのが特徴だ。

 具体的に何ができるのか、順番を追って見ていこう。

スキルを学んでバッジを獲得する

 初めに紹介する「Apple Teacher」は、2017年からアップルが始めた教育者向けのラーニングおよび認定システムだ。利用するには「Apple ID」が必要になる。WebブラウザーでApple Teacher Learning Centerにアクセスし、iPadやMacなどで使っているApple IDでサインインしよう。初回アクセス時に所属の学校や地域などを登録する。

 Apple Teacher Learning Centerにはさまざまなコンテンツが用意されており、自分のスキルに合わせて学習を進められるようになっている。しかし、最初のうちはあまりの量と多岐にわたる分野に圧倒され、どこから手を付けたらよいか迷ってしまうかもしれない。

 そのような場合は、「学んで獲得する」のコンテンツを進めていくのがお勧めだ。iPad向けとMac向けの「スキルを学ぶ」が用意されている。それぞれ端末の基本的な使い方を学べるだけではなく、例えばiPad向けでは、「iPadのためのPages」や「iPadのためのKeynote」といった純正アプリの使い方を学ぶコンテンツも用意されている。いずれも実機を操作しながら進めると効果的だ。

 授業に用いる資料を作成するにも、授業を受ける児童・生徒がiPadを使う際にも、こうしたアプリを活用できることがベースになる。よく使う機能を中心に解説されているため、初心者がアプリの基本を身に付けるには最適だ。

 ただし、端末が1台しかない場合、コンテンツを表示しながら操作もその端末で試すのは、初心者には難しいかもしれない。端末はコンテンツ表示用と操作用の2台用意した方がスムーズに進められる。コンテンツはWebブラウザーで表示できるので、アップル以外のスマホやパソコンを使うのも手だ。