2022年5月10日~12日に東京ビッグサイトで教育とICTに関する展示会「第14回 EDIX(教育総合展)東京」が開催された。EDIXは大学や小中学校・高等学校、教育委員会、塾・予備校、専門学校などの教職員、企業の人事研修部門などを対象にした教育分野の展示会。教育関連企業などによる製品・サービスの展示や各種セミナーも実施された。

 2021年は新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言下だったこともあり、入館者数を絞って開催されたが、2022年は通常通りの開催となった。主催者によれば、3日間の来場者数は1万9904人(速報値)だった。

 GIGAスクール構想の進展で学校でのICT活用が進んだことを受け、会場ではパソコンやChromebook、周辺機器、サービス、コンテンツなどが数多く展示された。また、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)を教育に活用する製品・サービスなども提案された。

グーグルのブースでは多くのメーカーからChromebookが展示され、GIGAスクール構想で大きなシェアを取ったChromebookの勢いが感じられた。日本エイサー、ASUS JAPAN、デル・テクノロジーズ、日本HP、レノボ・ジャパンのChromebookが並べられた
グーグルのブースでは多くのメーカーからChromebookが展示され、GIGAスクール構想で大きなシェアを取ったChromebookの勢いが感じられた。日本エイサー、ASUS JAPAN、デル・テクノロジーズ、日本HP、レノボ・ジャパンのChromebookが並べられた
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グーグルのブース内で開催されたミニセミナーには多くの来場者が集まり、用意された席が埋まって立ち見も出るほどの盛況だった。写真は、「YouTube」を使って、いかに良い授業動画を作成するかを紹介するセミナー
グーグルのブース内で開催されたミニセミナーには多くの来場者が集まり、用意された席が埋まって立ち見も出るほどの盛況だった。写真は、「YouTube」を使って、いかに良い授業動画を作成するかを紹介するセミナー
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 チエルは、学校で導入するChromebookやグーグルのサービスを有効に活用するための各種サービス「チエルChromebook活用パック」を提案した。学校で導入した「Google Workspace for Education」のアカウント管理と運用を効率化する「InterCLASS Console Support」は、学年、学級、出席番号などの情報と併せてGoogle Workspace for Educationのアカウントを登録したり、検索したりできる。

 Google Workspace for Educationでは、グループワークツール「Classroom」のクラスを教員が作成する必要があり、負担が大きかった。InterCLASS Console Supportでは、管理者が各教員のクラスを一括作成することができる。また、キーボードによるIDやパスワード入力に不慣れな低学年の児童が、ユーザー情報を組み込んだQRコードでChromebookに簡単にログインできる機能なども提供する。

チエルのChromebook活用パックは、用途に合わせたツールが提供され、学校での1人1台環境を効率的に運用できるという。端末1台単位での 販売価格を設定している
チエルのChromebook活用パックは、用途に合わせたツールが提供され、学校での1人1台環境を効率的に運用できるという。端末1台単位での 販売価格を設定している
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 協働学習の支援ツールである「InterCLASS for Chrome」は、Classroomと連携して、教員画面の一斉配信や児童・生徒の操作ロック、モニタリング、発表、画面の比較といった協働学習に必要な機能を提供する。

 ほかにもLTE通信に対応したWebフィルタリングサービス「InterCLASS Filtering Service」や、Google Workspace for Educationの学習履歴を活用して教員の学習指導を支援する「InterCLASS Assessment Support」、教員同士が授業コンテンツを共有するプラットフォーム「InterCLASS Learning Share」などのソリューションを提案した。