CBTやLAの機能も提供へ

 各社はプラットフォームの機能拡張に積極的だ。まなびポケット、OPEともに、文部科学省が運営する「学びの保障オンライン学習システム(MEXCBT)」との連携を打ち出している。民間の各プラットフォームは、MEXCBTとつながるポータル(窓口)としての役割も果たす(図5)。

●文部科学省のCBTシステムとも連携へ
●文部科学省のCBTシステムとも連携へ
図5 MEXCBT(メクビット)と連携するプラットフォームサービスは、文部科学省が言うところの「学習eポータル」として機能する。学習者は、いつも使っているプラットフォームからMEXCBTのCBTを受けられるようになる見込み
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 さらにNECは、「デジタル教科書のクラウド対応版が出れば順次対応していく。2021年度中にはダッシュボード機能、その後はグループ発話をAIで分析するシステムを製品化してOPEで提供する」(同社 初中等教育マーケット担当部長 田畑太嗣氏)と意欲を見せる。NTTコミュニケーションズも、地方自治体が利用している紙の業者テストに代わるCBTの提供を開始する。さらに、「まなびポケットが学習履歴やCBTの結果を記録するLRSの役割を果たし、可視化したデータを提供できるようにする予定」(同社 スマートエデュケーション推進室担当課長の稲田友氏)だという。

*Computer Based Testing *Learning Record Store

 コンテンツとして欠かせない要素は、もちろん学習者用のデジタル教科書や教材だ。ところが、デジタル教科書のクラウド配信対応は遅れている。実際に教育プラットフォーム上で多くのデジタル教科書が使えるようになるのは少し先の話だ。しかも、デジタル教科書を巡っては、国が目指す2024年度の本格導入までに解決すべき課題が多い。