内田洋行は、GIGAスクール構想で整備された1人1台端末で利用する児童・生徒用アカウントを効率的に活用し、日々の学びや運用管理を支援する教育向けプラットフォーム「L-Gate」を自治体や学校向けに無償で提供する。2021年6月3〜5日にかけて開催された「第26回 New Education Expo 2021」(New Education Expo実行委員会主催)で展示した。

内田洋行が自治体や学校向けに提供する「L-Gate」。児童・生徒など学習者には学習eポータルとして機能し、教育委員会や教職員にはアカウントやサービスの運用管理や利用状況の管理機能などが提供される

 L-Gateは、児童・生徒、教員が使用するパソコンやタブレット向けのポータルサイトで、インターネット接続環境があれば、Webブラウザーから場所や端末を選ばずに利用できる。学校やクラスで利用する教材やアプリケーションを一覧で登録することができ、児童・生徒はL-Gate上に登録したお気に入りから、学習に使うWebサイトを開いたり、アプリケーションを起動したりできる。学校行事や宿題などの連絡事項の確認も可能だ。

 教員は児童・生徒の端末や教材、アプリの利用状況を、学校・クラスや児童・生徒単位で確認できる。また、学校やクラスのお知らせなど連絡事項を共有する掲示板機能もある。2021年秋をめどに、児童・生徒から回答を集められるアンケート機能も搭載する予定。

M365やGoogle WorkplaceをSSOで利用できる

 シングルサインオン(SSO)の機能が提供され、「Microsoft 365」と「Google Workplace for Education」をシームレスに利用できる。そのほかのサービスでSSOに対応しているのは、内田洋行の教育コンテンツ配信サービス「EduMall」や手書きの学習ツール「デジタルスクールノート」など。L-Gateにログインするだけでほかのサービスに認証情報が引き継がれ、サービスごとにログインする必要がなくなる。教育プラットフォーム連携のための標準規格であるLTI(Learning Tools Interoperability )に対応しており、LTI準拠のLMS(学習管理システム)などの教育支援システムともSSOやデータ連携が可能だ。

 管理者側の運用に関しては、Microsoft 365とGoogle Workplace for Educationと連携して、L-Gate側からクラス情報の登録や年次更新など、アカウント管理機能を利用できる。通常はマイクロソフトやグーグルが提供する管理画面を利用して、パスワード紛失時のリセットや年次更新作業をするが、L-Gateと連携することで管理業務の効率化が可能になるという。

 L-Gateに登録した教材やアプリケーションは利用状況が記録され、教員が児童・生徒の学習状況を確認できる。在宅でアクセスした時間を確認して持ち帰り学習の様子を把握することも可能だ。自治体でL-Gateを導入した場合は、複数校の利用状況を一元表示することにより、学校ごとの利用状況や学習の進捗(しんちょく)などを確認する用途にも使える。