富士通は、「Zoom」に教育向け機能を追加するソリューション「バーチャルクラスルームサービス」(仮称)の提供を、2021年7月をめどに始める。2021年「New Education Expo 2021」(6月3日〜5日 東京、11日〜12日 大阪市で開催)において披露した。

 このソリューションは、米国のベンチャー企業ClassEDUが開発したZoom用のアドオン「Class for Zoom」を利用する。富士通が国内の販売代理店になる。価格などは未定。

富士通がNEEで参考出展した「バーチャルクラスルームサービス」(仮称)。「Class for Zoom」を日本語化し、2021年7月をめどにバーチャルクラスルームサービスという名称で提供を開始する予定
富士通がNEEで参考出展した「バーチャルクラスルームサービス」(仮称)。「Class for Zoom」を日本語化し、2021年7月をめどにバーチャルクラスルームサービスという名称で提供を開始する予定
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 Zoomは新型コロナウイルスの感染拡大により教育市場で爆発的に利用されるようになった。だが、学校の利用を想定して開発されていないため、オンライン学習に必要な機能の多くが欠けている。例えば、児童・生徒や学生の出欠確認や課題の提出管理、小テストを実施した習熟度の確認、アンケートなどはZoomだけでは完結できず、ほかのツールを併用する必要がある。

 Class for ZoomはZoom上に構築されたサービスで、ClassEDUが2020年に英語版の提供を開始した。Class for Zoomでは、教員が画面左側に単独で表示され、クラス全員を見渡せる画面レイアウト。補助教員(TA)は画面上部に、生徒や学生より少し大きめに表示される。生徒がプレゼンなどをする際、TAと同じように大きめに上部に表示することもできる。

 クラス管理機能が充実していて、クラス名簿や出席簿、成績表が使え、入室時間や退室時間も分かる。通常のZoomにはない指導者ツールが装備されていて、その場で簡単な記述式のレポートを提出させることができる。また、Zoomより使いやすいホワイトボード機能も搭載されている。Zoomと同様にURLの招待状を送付し、出席者の児童・生徒・学生はURLをクリックするだけで、授業に参加できる。