音声認識のAIアシスタントのためのマイクが役立った

 今回の検証結果は、パソコンをうまく活用することで、楽器演奏の効果的なオンラインレッスンができる事例と言える。技術的な制約や課題があるものの、遠く離れた場所から受講できるなど、オンラインレッスンならではの利点もある。FCCLも、今回の検証でパソコン活用の新たな分野として、オンラインレッスンの可能性を感じたという。

 同社の齋藤邦彰社長は今回の取り組みについて、「非常に結果が良く、多くの気づきがあった。クリティカルユースに耐える品質の実現はエンジニアがそろっているメーカーでないと難しく、他社はキャッチアップに時間がかかる。音質がキーになる音楽教室のような場所で使えることは、他社製品との差異化につながる」と分析する。

 効果検証に利用したパソコンが4個のマイクを内蔵しているのは、同社製パソコンに搭載する音声認識のAIアシスタント「ふくまろ」が、広い範囲の声を聞き取れるようにするため。「オンラインの時代になって、パソコンに作り込んでいた機能が役立った」(竹田弘康執行役員副社長兼COO)。

 FCCLでは、ヨガ教室などほかの分野でオンラインレッスンの効果検証を進めることも検討しているという。また、直販サイト「WEB MART」で、在宅やテレワークのニーズに向けた製品・サービスのキャンペーンなどを実施する計画だ。

FCCLは新たに、「オンライン生活最適PC」という訴求を開始した