2021年8月5日と6日にインテックス大阪(大阪市)で「第6回 関西教育ICT展」が開催された。展示規模は2020年を上回る77社・団体、109コマ。新型コロナウイルス感染症の拡大により、開催直前に大阪府が緊急事態宣言の対象地域に追加されたが、感染症対策を徹底した上で予定通り実施した。ただ、複数の企業が出展をキャンセルしたほか、来場者も少なめで、新型コロナの影響が感じられるイベントになった。

2021年8月5日と6日に開催された関西教育ICT展(主催:日本教育情報化振興会、大阪国際経済振興センター、テレビ大阪、テレビ大阪エクスプロ)。新型コロナウイルスの感染症対策を行った上で通常開催した
新型コロナウイルスの感染拡大や緊急事態宣言の発出の影響もあって来場者は少なめ。マウスコンピューターやEDUCOMなどが急きょ展示を取りやめた
エルモカンパニー(テクノホライゾン)のブースに出展した市川ソフトラボラトリーの「ピクチャーキッズクラウド」。主に小学生の児童を対象にしたペイントソフトで、絵を描く以外にもプレゼンの発表などができる。Webブラウザー上で動作し、WindowsパソコンやChromebook、「iPad」などで利用できる
アイロボットのプログラミングロボット「Root(ルート)」。専用アプリ「iRobot Coding」(写真右)でロボット(写真左)をプログラミングして、ペンを使った描画、光や音を出すなどさまざまな動作ができる。小中学校、高等学校のプログラミングの授業での利用を想定する
dynabookのブースでは、クラムシェル型としてもタブレットとしても使える10.1型2in1パソコンの「K60」や、最新CPUを搭載した高性能モデル「V83」などが展示された
展示会の目玉でもあるデジタル教科書コーナーでは、教育芸術社が小中学校の教科「音楽」用の「学習者用デジタルコンテンツ」を参考出品した。クラウド上で動作し、リズムづくりや和音の動きと旋律づくりのコンテンツを追加し、2022年に発売する予定という
コニカミノルタは、小中学校の教員を対象とした遠隔と校内の学習をつなぐクラウド型学習支援サービス「tomoLinks」を提供する。Webブラウザー上で動作し、校内・遠隔での協働学習を支援する。デジタル教材を配布でき、休校時でも円滑に教材を配布できる。AI(人工知能)を活用して映像から児童・生徒と教員の動作と発話を解析し、授業の振り返りができるサービスを2021年10月から提供する予定という