デル・テクノロジーズは2020年8月2日、子供向けパソコンの所有と利用動向に関する調査結果を発表した。2020年6月に、全国の小・中学生の子供が居る家庭を対象に実施した。

 新型コロナウイルス感染防止のために全国の学校が一斉休業したことで、児童・生徒が自宅にいても受けられるオンライン授業が注目された。調査によると、感染拡大で学校休業が続いていた2020年3月から5月にかけて、オンライン授業を受けた子供は86.4%と高い割合になった。文部科学省が6月23日に実施した調査では、「同時双方向型オンライン指導」を実施した小学校は8%、中学校は10%だった。デルの調査は個人、文部科学省の調査は学校の設置者単位の数値だが、それを考慮しても大きな隔たりがある。

子供が通っている学校の4割近くがオンライン授業を実施
出所:デル・テクノロジーズ「子供向けパソコンの利用動向に関する調査」
学校でオンライン授業を実施した時期は、3月以降の学校休校中に導入した学校が86.4%と圧倒的
出所:デル・テクノロジーズ「子供向けパソコンの利用動向に関する調査」

 パソコンを使ったことで子供に起こった変化は「興味関心の幅が広がった」という回答が小学1〜3年で45.2%、小学4〜6年で37.9%と多い。さらに、「インターネット検索の活用により学習効率が高まった」「プログラミングに興味を持った」といったポジティブな回答も少なくない。ただし、使い方として学校・塾におけるオンライン授業が42.2%、通信教育やプログラミングなどの自宅学習が44.6%なのに対して。動画視聴が61.2%、ゲームが41.7%と、依然としてパソコンを遊びの道具として使う実態も明らかになった。

パソコンを使用することで子供に見られた変化は「興味関心の幅が広がった」(37.3%)との回答が目立つ
出所:デル・テクノロジーズ「子供向けパソコンの利用動向に関する調査」
子供は学びと遊びでパソコンを活用
出所:デル・テクノロジーズ「子供向けパソコンの利用動向に関する調査」

 子供専用のパソコンを選ぶ際に重視するポイントは、価格よりもスペックの方が、わずかならが高かった。ほかの項目はおしなべて低く、耐久性やサポートの充実を挙げた保護者は2%以下にとどまる。

子供が使うパソコンでは、4割以上がスペックと価格を重視
出所:デル・テクノロジーズ「子供向けパソコンの利用動向に関する調査」