グーグルは2020年10月3日、小中学生を対象にしたScratchとAIを使ったプログラミングコンテスト「キッズ AI プログラミングコンテスト」のファイナルイベントを開催、プレゼンテーション審査と表彰式を実施した。最終審査の結果、岐阜県関ケ原町立関ケ原小学校のmebumebuさん(11歳)の作品「おじいちゃんのお酒飲みすぎ防止システムII」をグランプリに選出した。

グーグルが開催した「キッズ AI プログラミングコンテスト」。ファイナルイベントのプレゼンテーション審査と表彰式は「YouTube」のライブストリーミングで配信した
出所:GoogleキッズAIプログラミングコンテスト

 今年初めて実施しした「キッズ AI プログラミングコンテスト」は、全国の小学生と中学生を対象に、自分で見つけた地域の課題をプログラミングとAIで解決するプロジェクト。プログラム開発には教育向けプログラミング言語「Scratch」を利用し、AI拡張機能を活用してプログラミングの革新性や完全性を競った。ユニークなアイデアで問題を解決する「イノベーション」、AIをうまく活用して高度な技術に臨む「チャレンジ」、そしてプロジェクトの「完成度」の3つを審査基準にした。

グランプリを受賞した岐阜県関ケ原町立関ケ原小学校のmebumebuさん(11歳)
出所:GoogleキッズAIプログラミングコンテスト

 グランプリを受賞したmebumebuさんの作品「おじいちゃんのお酒飲みすぎ防止システムII」(NBS)は、祖父の健康のために作ったAIロボット「NiBoSi」が飲酒を適切に管理するシステム。アルコール摂取量が1日30gを超えそうになると忠告する。11種類の酒を判別でき、1日ごとの摂取量をグラフで表示する。

mebumebuさんの作品「おじいちゃんのお酒飲みすぎ防止システムII」
出所:GoogleキッズAIプログラミングコンテスト

 審査員の講評では「解決したい問題がとても明確で、それがプロダクトの高い完成度につながっている。また、モーターやカメラといったハードウエアも巧みに使いこなしており、技術レベルが高かった」と評した。

 そのほかのファイナリストには優秀賞が授与された。ファイナリストは以下の通り。tontokoさん(14歳、鳥取県米子市、鳥取県米子市立後藤ヶ丘中学校)の「感動読書」、かりんさん(11歳)の「ドレミダンス」、水谷俊介さん(13歳、長野県安曇野市、信州大学教育学部附属松本中学校)の「Birds AI ぴーちゃん scratch ver.」、川崎琳太郎さん(14歳、東京都港区、K. International School Tokyo)の「マスクディテクター」、小川りりかさん(11歳、沖縄県国頭郡、沖縄アミークスインターナショナル小学校)の「ヤンバルクイナ危機一髪」。