米マイクロソフトが提供するクラウド上の仮想PCサービス。サーバーで動作する仮想のWindows環境をネット経由で遠隔利用する。社員や業務の増減に合わせた導入が容易で、さまざまな端末から利用できるメリットがある。

 「Windows 365」は、米マイクロソフトが2021年8月に提供を開始したVDI(Virtual Desktop Infrastructure)と呼ばれるサービス。サーバーで稼働する仮想Windows環境をリモートで接続して利用する。

 利用者はHTML5に対応したWebブラウザー経由でサーバー上のWindowsを操作する。Webブラウザーから利用するため、macOSやAndroid、iOSなどを搭載した端末でも操作できる。

 企業や教育機関がリモートワークやオンライン授業の目的でWindows 365を導入する場合、個人所有のパソコンからアクセスしても業務や教育環境と私用環境を切り分けられる。また、複数ユーザーに対してセキュリティの設定などをまとめて管理できる管理者向けの機能も用意されている。そのため、利用者個人のパソコンスキルに依存せずに安全なリモート環境を構築できる。従業員などの増減に合わせて、仮想PCの数や構成を自在に変更できるのも特徴の一つだ。

 マイクロソフトは以前から同様のVDIサービス「Azure Virtual Desktop」を提供している。こちらは利用時間で料金が変動する従量課金制で、Windows 365は月額固定金額制となる。

クラウドのサーバー上で動作する仮想のWindows環境を利用する。リモートワークやモバイルワークで手軽に業務用のパソコン環境を利用できる
クラウドのサーバー上で動作する仮想のWindows環境を利用する。リモートワークやモバイルワークで手軽に業務用のパソコン環境を利用できる
(出所:米マイクロソフトWebページ)
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