「しらせ」船上で出会った美しい自然

 これまでの南極への航行中には、驚きを感じる美しい自然にも出会うことができました。1つめはオーロラです。南緯55度を通過する前日と前々日には、しらせ船上からオーロラを観測することができました。往路の船上でオーロラを見ることができるのは珍しいそうで、今年はラッキーだねという話を聞きました。実際に目で見たオーロラは、写真のような緑色ではなく、白い色をしていました。また、オーロラは絶えず動いていて、カーテンが揺らめくように見えたり、遠くの空からゆっくり移動してきたり、速く動いたりするなど、時間によって動き方も違いました。初めて見たオーロラはとても美しく、ずっと眺めていても飽きることはありませんでした。

南緯55度を通過する前後に体験したオーロラ
南緯55度を通過する前後に体験したオーロラ
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 2つめが氷山です。12月2日に第1氷山を視認することができました。南半球の揺れの中、しらせの艦橋に上ると、遠くを双眼鏡で眺める乗員がたくさんいました。その視線の先には、写真のような大きな氷の塊、氷山が見えました。大きさは、幅300メートル以上、高さは30メートル以上だそうです。初めて見た氷山は想像よりも大きく、想像よりも四角い形をしていました。

12月2日に出会った氷山。幅は300メートル以上、高さは30メートル以上ある
12月2日に出会った氷山。幅は300メートル以上、高さは30メートル以上ある
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 海氷上のペンギンやアザラシなどの野生動物を見ることもできました。南極海は、人が落ちてしまうと5分も生きていられないような危険な海である半面、氷の上をペタペタと歩くペンギンや、優雅に寝転ぶアザラシを見ることができます。そんなギャップに、南極の面白さを感じています。

海氷の上にはペンギンやアザラシなどの野生動物も見られた
海氷の上にはペンギンやアザラシなどの野生動物も見られた
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 南極という雄大な自然から感動したことも授業の中に盛り込んで、子供たちの心に残るような南極授業をすることができればと考えています。