保護者と子どものアカウントをひも付ける
親のアカウントから子どもの設定を変更できる

 10代に人気のSNSといえば、「LINE」「Twitter」「Instagram」ですが、ここ最近は「TikTok(ティックトック)」の人気も高まっています。マイナビティーンズラボが2020年11月19日に発表した「2020年 ティーンが選ぶトレンドランキング」では、TikTokが「流行ったモノ」ランキング1位に輝いています。「流行ったコト」「流行ったコトバ」など、他カテゴリーのランキングでも、TikTokでの流行が色濃く反映されています。

※マイナビティーンズラボ「2020年ティーンが選ぶトレンドランキング」https://teenslab.mynavi.jp/column/trendranking2020.html

 TikTokといえば、若い女性がダンスを踊っている短尺動画サービスというイメージでしたが、今や子どもから大人までが利用し、ジャンルも日常からお笑い、ハウツーなどに広がっています。とはいえ、小学生から中高生の女子が熱狂的に使っている印象です。

 しかし、TikTokそのものは13歳以上を対象としたサービスです。このため、2020年1月からはアカウントを新規作成する際に年齢を確認されるようになりました。13歳未満の子どもがTikTokを利用したいときは、親の管理の下で使うことになっています。小学生にもTikTokが大好きな子どもたちがいると思いますが、閲覧、投稿ともに親がしっかり見守らなければいけません。

 13歳以上は自分のアカウントを作って、利用できます。実はアカウントでログインしなくても、投稿の閲覧などはできるのですが、これから説明する「ペアレンタルコントロール」には、子ども専用のアカウントが必要になります。

子どもの安全を守るために

 TikTokは、親子のアカウントをひも付けることで、親のアカウントから子どものアカウントに制限をかけられる「ペアレンタルコントロール」機能を備えています。例えば、子どもがTikTokを始めるときに「非公開アカウントならいいよ」と約束しても、ほかのユーザーと交流したい気持ちから「公開」に変更してしまう可能性があります。そんなときも、ペアレンタルコントロールなら親がいつでも自分のスマホから「非公開」に戻すことができるのです。

 ペアレンタルコントロールでできることは、子どもの使用時間の制限、適切でないコンテンツ表示の制限、プライバシーや安全に関する設定、子どものアカウントの公開/非公開の設定です。安全設定に関しては、動画にコメントできる人の範囲や、いいねした動画を見ることができる人の範囲まで制限できます。

 TikTokで最も親が頭を痛めることは、利用時間だと思います。1つひとつの動画は最大60秒と短いのですが、「おすすめ」に表示される投稿を見ているうちにあっという間に時間がたってしまうからです。ペアレンタルコントロールでは、40分・60分・90分・120分の4段階で設定でき、時間を過ぎても使いたい場合には親が発行するパスワードで延長できます。

 また、知らない人から連絡が来るなど、心配なことが多いDM(ダイレクトメッセージ)ですが、TikTokは16歳未満のDMを禁止しています。そのため、ほかのSNSで連絡を取りたがるユーザーがコメントしてくるかもしれません。ペアレンタルコントロールを設定する機会を利用して、改めて知らない人とは連絡をしたり、会いに行ったりしないことを約束しておくとよいですね。

出典:日経パソコン、2021年1月25日号、同名コラムより
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