出所:テラコヤプラス by Ameba
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 子どもがネットに接続する機器を使うようになると、親を介さずに誰かとチャットや通話で連絡を取るようになります。どんな人とどんな内容をやり取りしているのか、年齢が幼いほど心配になりますね。

 テラコヤプラス by Amebaが小学1年生~高校3年生の子どもの保護者を対象に行った調査によると、スマホでチャットを利用している子どもは66.3%、次いでゲーム機器が28.0%、タブレットが21.5%、パソコンが15.7%いるそうです。チャットといえばスマホの「LINE」などのメッセージ機能があるアプリを思い浮かべますが、ゲーム機器でのチャットもかなりの率で利用しています。ゲーム機器ではテキストではなく、ボイスチャットがよく使われ、ネットの向こうにいる仲間と一緒に協力してゲームを進めます。

※テラコヤプラス by Ameba
「子どものチャットなどに関するアンケート」(https://terakoya.ameba.jp/a000002014/

 チャットは対面とは異なり相手の表情が読み取れず、感情が伝わりにくいため、誤解を生むことがあります。また、ネットを介して知らない人とつながり、あらぬ要求をされることもあります。本調査でも、「小学生の男の子たちが、遊び半分でお互いの陰部を撮影し、グループLINEで共有していたと問題になった」(小学5年生の保護者)、「同級生とその従兄弟から、お金を要求された。本人は誰にも言えず、なんとかお金を集めようとしていたが、その様子がおかしかったので、チェックしたところ事実が発覚した。私が相手の両親に話し、事なきを得た」(中学3年生の保護者)などのトラブル事例が挙げられています。

時には積極的な介入も

 トラブルが起きているなら、早めに対応してあげたいと考える保護者は多いはず。でも、子どもとはいえ、チャットを親が見ることはプライバシー侵害になるのではと考える人も多いようです。調査でも、保護者が子どものチャットを「子どもの許可がなくてもチェックしてよい」と考えている保護者は小学生が最多で39.2%、中学生は21.7%、高校生は5.8%でした。

 そして実際にチェックしたことがあると答えた小学生の保護者は62.6%、中学生は34.2%、高校生は11.2%との結果が出ています。子どもの許可を得て見たのかは調査にないので分かりませんが、チェックすべきではないと考えつつも、実際はチェックした保護者も多そうです。

 私は親が子どものチャットを見てもよいと思っています。特に小中学生に関しては、保護者が見られる状況にしておくことが大切です。チェックすることで、友達に対する言葉遣いが悪いなど、いじめにつながりかねない事態も防げますし、架空請求など早めに手を打たなければ損害が発生するケースにも対応できます。

 そのために、スマホのパスコードを勝手に変えないことをお子さんと約束してください。もし嫌がるようであれば、必要を感じたときしか見ないと伝えましょう。リテラシーの成長とともにチェックを緩め、子どもの世界を尊重してあげられるといいですね。

出典:日経パソコン、2022年4月25日号、同名コラムより
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。