「Twitch」でのライブ配信画面。 右側にコメントが投稿されている

 ゲームをしながらその様子を自分で実況する「ゲーム実況」動画がじわじわ注目を集めています。他人がゲームをしているところを見て何が面白いか分からない人もいるでしょう。しかし、ゲーム実況専門サイトがいくつも立ち上がるなど、関連サービスも盛り上がりを見せています。

 まず、ゲーム実況には、録画を編集した「プレイ動画」と、生中継で行う「ライブ配信」があります。プレイ動画の場合、スーパープレイや決め技などを公開しています。ライブ配信では、ゲームをしている様子を流して視聴者とコメントで交流しながらゲームを進めます。配信サイトによっては、人気実況者に「投げ銭」という課金をして応援することもできます。

 ゲーム実況には、「YouTube」や「ニコニコ動画」「ニコニコ生放送」といった一般的な動画サイト以外に、「Twitch(ツイッチ)」や「Mirrativ(ミラティブ)」「OPENREC.tv(オープンレックティービー)」などのゲーム実況専門サイトが使われます。パソコンだけでなく、ゲーム専用機やスマホからの配信にも対応しているため、以前よりもずっと気軽に配信できるようになりました。ダンス動画がメインのTikTokでも、「#ゲーム実況」を見ると、たくさんの動画が投稿されています。

 ジャンルとしては、アクションゲーム、ホラーゲーム、RPG(ロールプレイングゲーム)、パズルゲームなどが行われていますが、特に縛りはありません。「青鬼」や「魔女の家」などのホラーゲームはYouTuber やVTuber(バーチャルYouTuber)がこぞって配信し、おびえる様子などが人気を博しました。

人のプレイの何が面白い?

 基本的にゲームは自分でプレイするから楽しいものですが、特に10代男性はゲーム実況を見ることが好きだという調査結果があります。スマートアンサーが2017年2月に発表した「ゲームの実況動画・プレイ動画に関するアンケート」では、10代男性の26.1%がほぼ毎日、46.2%が週に1回以上ゲームの実況動画・プレイ動画を見ていると答えています。10代女性も10.6% がほぼ毎日見ており、若い世代ほどゲーム実況に夢中になっていることが分かります。

 ゲーム実況の魅力は、友達と集まって誰かのプレイをみんなで眺めていることに近いといわれます。その誰かがゲームが上手で、しかも話が面白かったら、それはファンになってしまいますよね。ピンとこなければ、スポーツ実況を見ている感じともいえます。動画視聴が生活に根付いている10代は、何かをしながらゲーム実況を見て楽しんでいるのです。

 ゲーム実況にハマってしまい、見るだけでなく配信したいというお子さんもいるかもしれません。その際には、利用規約で配信サイトの年齢制限を確認しましょう。12歳以下の利用を禁じているサービスもあります。また、プレイ動画、ライブ配信のどちらも、自宅での様子を動画で公開することになります。動画にはたくさんの情報が含まれます。顔や名前も含めて個人情報が漏れないように、気を付けましょう。

出典:日経パソコン、2019年12月23日号、同名コラムより
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。