10 代に大人気のゲームアプリ「荒野行動」(中国NetEase Games)

 スマホでついハマってしまうことといえば、ゲームでしょう。専用のゲーム機を必要とせず、いつも持ち歩いているスマホでゲームができるため、ゲームが趣味という人以外でも楽しんでいる人が多いと思います。

 スマホのゲームはネットに接続してプレーするものがほとんどです。ネットを使うゲームといえば、パソコンで楽しむオンラインゲームが元祖ですね。いわゆるガラケー時代が来ると、SNSをプラットフォームとして遊べる「ソーシャルゲーム(ソシャゲ)」の人気が急上昇。GREEやモバゲーなどが「アイドルマスター」や「怪盗ロワイヤル」といったゲームを提供しました。

 スマホ時代になると、SNSのプラットフォームを使わず、アプリのストアからインストールするタイプのゲームも「ソシャゲ」と呼ばれるようになりました。今の10代はソシャゲよりも「ゲームアプリ」とシンプルに呼ぶことが多いのですが、ゲームアプリの基本的な仕様はソシャゲの頃から変わっていません。

 それは、短い時間で遊べるという特徴です。例えば、電車の待ち時間に5分、昼休みに5分といった隙間時間で楽しめるのです。そのため、単純なルールのゲームが人気です。また、無料でプレーすることもできますが、レベルアップのために必要なアイテムを購入するなど、追加で課金していくシステムになっていることも特徴です。さらに、プレーヤー同士で協力することにより、時間の延長やアイテムの入手ができるようになります。

男女ともゲーム利用は高率

 ゲーム好きは男性が多いようなイメージですが、実際はどうなのでしょうか。10代のゲームアプリ利用率を見てみましょう。

 テスティーが2019年5月に行った「ソシャゲに関する調査レポート」によると、「ゲームアプリを利用したことがある」と回答した人は85.4%だそうです。さらに10代に絞ると、10代男性は95.0%、女性は89.0%と、かなり高い割合になっています。しかし、これは10代だけ突出しているわけではなく、調査対象の10~30代男女の約8割がゲームアプリを利用しています。スマホのゲームを楽しむことはもはや特別なことではありません。

 直近1カ月以内にプレーしたことがあるゲームアプリも調べられています。1位が「LINE:ディズニー ツムツム」で31.7%、2位が「ポケモンGO」で19.2%、3位が「モンスターストライク」で18.1%、4位は「荒野行動」で14.8%、5位「パズル&ドラゴンズ」で13.7%です。もしかすると、皆さんも一度はプレイしたゲームがあるのではないでしょうか。

 「LINE:ディズニーツムツム」はLINEの友だちと競えるパズルゲームで、どの世代にも楽しまれていますが、10代の心をがっちりつかんでいるのは「荒野行動」です。無人島でバトルを繰り広げるゲームで、友人とチームプレイもできます。ボイスチャットをしながら長々とプレイしてしまうということや、残虐な内容であることから、保護者からはあまり歓迎の声が聞かれません。

 スマホの普及によって、人は他人と常時つながれるようになりましたが、同時にゲーム依存への道筋も作りました。生活に支障が出ない範囲で楽しむようにしましょう。

TesTee(テスティー)調べ

出典:日経パソコン、2020年1月13日号、同名コラムより
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