今日、主だったSNSといえば、Facebook、Twitter、LINE、そしてInstagramが挙げられます。中でもInstagramの人気は急上昇しています。「2017 ユーキャン新語・流行語大賞」で「インスタ映え」が年間大賞に選ばれたこともあり、認知度がさらに広がりました。

 「インスタ映え」とは、Instagramに映えそうな風景やモノを指す言葉です。キラキラしたナイトプール、5色ぐらいのカラフルな綿菓子、大きな羽の絵が描いてある壁など、インスタ映えするスポットは若い女性を中心に人気を博しています。

 とはいえ、Instagramはもはや若い女性だけのSNSではありません。2018年11月に行われた「Instagram Day Tokyo 2018」では、Instagramを利用しているユーザーの43%が男性であると発表されました。また、若い世代だけが利用しているイメージがありますが、必ずしもそうではありません。MMD研究所が2018年7月に行った「2018年上半期スマートフォンアプリコンテンツに関する定点調査」では、Instagramを利用しているユーザーのうち20~29歳が44.4%と年代の中で最も高いとはいえ、30~39歳が40.8%、40~49歳が31.3%となっています。

 Instagramのサービスが開始されたのは、2010年。ポラロイド風アイコンのiOSアプリとして誕生し、フィルターを選ぶだけで写真を加工できる手軽さから写真愛好家を中心に支持されていました。当時、投稿できる写真は正方形に限られており、アートやデザインに関連する投稿がメインでした。現在は旅行や動物、スポーツに関連した投稿が増えていると、2017年にInstagramが公表しています。アートな世界観から日常のちょっと良いシーンをシェアするSNSへと変化しているわけですね。

10代にも大人気

 さて、データに出てこなかった10代はどのような活用をしているのでしょうか。プリキャンティーンズラボ by GMOが2018年9月に発表した「Instagramに関する調査」では、女子中学生の58.8%、女子高生の76.9%がInstagramアカウントを所有しています。同社の別の調査を見ると、毎日利用するSNSとして、LINE、Twitterに次いでInstagramが挙がっています。男子のデータを見つけられなかったのですが、私の取材している範囲では男子中高生もほぼ同率でアカウントを持っている印象です。ただし投稿が多いのは女子で、男子は閲覧中心の傾向があります。

 Instagramへの投稿機能は、画像を1枚、もしくは複数枚投稿する「タイムライン」と、24時間で自動で消える「ストーリーズ」の2種類があります。ストーリーズは2016年8月にスタートした機能なので、古くからInstagramを利用しているユーザーは知らないままかもしれません。ストーリーズは現在SNS全体にはやっているショートムービー機能で、10代を含めた若い世代は1日に何度も投稿を行っています。次回は、タイムラインとストーリーズの使われ方について、解説します。

出典:日経パソコン、2018年12月24日号、同名コラムより
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