「IRON CICADA」(図1)は人が近づくと鳴いて羽根を動かす新種のセミです。空想上のセミを電子アート作品として仕上げました。このCICADAは西之島に生息し、溶岩地帯の生活に適用するため、銀色の硬い体に進化しました。人が近づくと「ミーン、ミーン、ミーン」と鳴き、さらに近づくと「ジジジ」と鳴き声が変わり、羽を震わせます。

図1 近づくと羽を震わせて鳴き声も変わる

 製作に用いた電子パーツはラズパイ3 Model Bのほか、超音波センサー、DCモーター、スピーカーなどです(図2)。胴体は発泡スチロール、脚はアルミ線、羽はプラスチック板で作りました。アクリル絵の具などで塗装しています。

図2 止まり木の内側にラズパイを仕込んだ

 鳴き声の変化はPythonのプログラムで制御します(図3)。人までの距離が110cm以内になると鳴き始め、50cm以内になると鳴き声が変わり、振動用のモーターが起動します。夏休みの工作の宿題だったため、提出の際には、不意に動作しないようにスイッチも追加しました。

図3 プログラムはPythonで作成
【PR】日経Linux 9月号が好評発売中!
 日経Linux 9月号では「Linuxの遊び方大全100」と銘打ち、Linuxを遊び感覚で楽しく活用する方法を100本集めた大特集を掲載しています。付録冊子の「ラズパイ&電子工作 スタートブック」では「Raspberry Pi(ラズパイ)」の基本的な使い方と電子工作の入門を100ページでまとめました。

 この夏は新型コロナ禍により外出しづらい日々になりそうですが、自宅でじっくり楽しめる、Linuxやラズパイに挑戦してみてはいかがでしょうか。

日経Linuxの購入は<<こちら!>>