「IT 難民な祖母との コミュニケーション装置」はスマホが使えない祖母とチャット形式でコミュニケーションができる装置です(図1)。スマホからLINEに送ったメッセージが家のテレビに表示され、テレビの横に設置したボタンを押すと、押したボタンに応じた返信がLINEに返る仕組みです(図2)。
父親と祖母の3人暮らしで、祖母が夕食の支度をしていますが、耳が遠くなってしまい、夕食を用意するタイミングが電話では伝えづらくなったのが開発のきっかけです。
家族は「今、学校終わった。あと○時間で帰宅」などとラズパイ用に取得したアカウントにメッセージを送信します。ラズパイにメッセージが届くとテレビの手前に取り付けたLEDが点滅します。テレビをオンにしたのち、テレビの前に据えた白いボタンを押すとLINEのメッセージ画面が表示されます。メッセージを返信するボタンは「わかった」と「電話して」の二つに絞りました。
LINEメッセージの受信にはLINE Messaging APIを使い、メッセージの表示にはSeleniumを使っています。ボタンは100円ショップで手に入れたタッチ操作式のLEDランプを改造して作ってあります。
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