「AR温度表示」はサーマルカメラで捉えた温度情報をマトリックスLEDの点灯表示に変換し、視野にLEDの光を重ねてARとして表示するシステムです(図1)。

図1 LEDの光を透明なCDケースで反射させる

 LEDは16×16のマトリックス表示ができる「Unicorn HAT HD」(英OKdo社が無償提供)を使っています。CDケースの透明な蓋を使って光を反射させ、LEDマトリックスの表示と向こう側の様子を重ね合せて見られます。

 重ね合わせるLEDの光はヒートマップになっており、熱いものは赤く、冷たいものは青く表示されます。図2は氷水と熱湯がそれぞれ入ったコップを並べ、サーマルカメラで撮影している様子です。コップに青い光と赤い光が重ね合わせて表示されます(図3)。

図2 氷水(左)と熱湯(右)を置いたところ
図3 CDケースを通して見るとAR表示になる

 プログラミングは大変でした。サーマルカメラもLEDマトリックスもサンプルプログラムが公開されていますが、前者はC++、後者はPythonで書かれており、サーマルカメラ側をPythonで作り直しました。

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