ラズベリーパイに2台のUSBカメラを接続し、ハーフミラーで指の操作を認識する「仮想キーボード」です。現時点では試作品ですが、将来は腕時計型にして、スマートウオッチの操作や家電のリモート操作への応用を考えています。

 図1が原理図です。カメラの前でジェスチャー操作をする際、ハーフミラーを使って指の動きを撮影し、二つのカメラ画像のピントの合い具合から指の前後位置を判定します。焦点の合い具合はDCT(離散コサイン変換)を使って判定しています。

図1 焦点距離を変えた2台のカメラで指の位置を判定する

 実際に、三脚の上にステレオカメラ用のカメラ取付金具を三つ組み合わせ、光軸が直角になるようにカメラを配置しました。そこにハーフミラーを置きます(図2)。

図2 直角にカメラを置き、ハーフミラーを据える

 図3は実際にボタン操作をした様子です。空中でボタン操作のジェスチャーをすると、仮想的にキー操作ができることが確認できました。

図3 指がボタンを押したジェスチャーを識別し、「ON」の表示に成功
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