買ってはみたものの飽きられてしまいがちなトランポリンを、子供に楽しく続けてもらうために作った作品が「パネル崩しトランポリン~跳びたくなるなる!次の画像はなんだ?~」です。トランポリンを跳ぶごとに設置した画面に表示されるパネルが剥がれて子供が好きな画像や写真がだんだんと出現します(図1)。

図1 トランポリンを跳んで絵を隠しているパネルを剥がす
図1 トランポリンを跳んで絵を隠しているパネルを剥がす
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 トランポリンに加速度センサーを付けて跳んだことを検知しています。跳べば跳ぶほど子どもが好きな画像がディスプレイに現れてくる仕組みです。単調になりがちなトランポリンですが、夢中に跳んでいるうちに十分な運動ができてしまいます。

 およそ1分跳ぶと、パネルが全部剥がれて画像が現れます。5分(画像5枚)が1セットです。画像は10~20枚セットしておき(何枚でも可)、ランダムでセットされます。

加速度センサーとディスプレイを接続

 使用したハードウエアはラズパイ3 Model B+、カメラ、ディスプレイ、加速度センサー(ADXL343、I2C 接続)です。加速度センサーの検出量の絶対値が一定以上に大きくなったらトランポリンを跳んだと判定します。

 図2がディスプレイの詳細画面です。スタートすると登録済み画像からランダムに1枚が選ばれ、正方形のパネルでタイル状に覆われた状態になります。そして跳んだのを検知するごとにランダムでパネルが1枚ずつ削除され、跳んだ回数もカウントされます。このGUIはPythonでGUIを構築するライブラリのTkinterで作成しています。加えてNode-REDのdashboardに加速度センサーの値もリアルタイムでグラフ表示させ、臨場感をアップさせています。

図2 ディスプレイの詳細画面
図2 ディスプレイの詳細画面
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 ユーザーインタフェースは操作のしやすさを考え、すべてを初期化する「retry」、写真を撮影して即コンテンツに追加できる「camera」、プログラムを終了する「exit」の三つに絞りました。camera モードにより保育園で作ってきた作品なども手軽に撮影して取り込めるのでマンネリ化を防げます(図3)。子供も自分が作ったものの画像が出てくるので驚きます。

図3 カメラによる取り込みの様子
図3 カメラによる取り込みの様子
カメラボタンをクリックし、画像ファイル名を指定し、撮影の3ステップで完了する。
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 コロナ禍に伴う巣ごもり需要により、自宅内で運動できるトランポリンを購入したのですが、跳ぶだけで単調なので飽きやすく、このアイデアを思いつきました。今後は子供の成長に合わせて、現れてくる画像を国旗や漢字にし、音声認識に対応して画像の早当てゲームとして知育コンテンツ化すべく改良を続ける予定です。

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