画像や動画を256×256ドットでオシロスコープに点描画するシステムです(図1)。画像や動画をオシロスコープに点描画できるように変換する「データ生成側」と、変換したデータを使ってオシロスコープを制御して点描画する「表示デバイス側」の二つで構成しています。このうちラズパイを使っているのは後者の表示デバイス側の方です。

図1 「オシロお絵かき」で画像を表示した様子
図1 「オシロお絵かき」で画像を表示した様子
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 データ生成側では、動画から静止画を切り出し、これをオシロスコープで表示できるように特殊な画像に変換しています。さらに、この画像からオシロスコープに表示する点の座標をスキャンして、テキストファイルに保存しています。

 表示デバイス側では、8ビットのD/Aコンバーターを2個用意し、ラズパイのGPIOとオシロスコープを接続しておきます。今回、D/Aコンバーターはラダー抵抗型を使って自前で製作しました(図2)。オシロスコープは256×256ドットで点描画できる「X-Yモード」に設定・調整しておきます。

図2 ラズパイでオシロスコープへの入力電圧を制御
図2 ラズパイでオシロスコープへの入力電圧を制御
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 準備が整ったら、データ作成側で用意したテキストファイルをラズパイで読み込みます。表示する座標データに合わせてGPIOが制御され、D/Aコンバーターを通して任意の電圧が出力され、これがオシロスコープに入力されると点描画が出力されます。

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