IchigoJamは本体が1500円と安価で導入しやすい。ビジュアルブロックエディタの動作には別にパソコンが必要だが、タイピングがほとんど必要ないビジュアルプログラミング環境があれば、小学生向けの教育ツールとしての可能性が広がる。

小学生向けのプログラミング体験教室では、モーターを動かす工作なども実践した
(鴻池泰元氏の投影資料より)

Swift Playgroundsでプログラミングを体験

 今回のカンファレンスでは、教育関係者および一般の児童・生徒、学生を対象にしたプログラミング体験のワークショップも開催された。北海道大学 情報基盤センターの田邉鉄准教授による指導の下、アップルが提供するビジュアルプログラミング環境「Swift Playgrounds」を使ってプログラムの作成を体験した。

ワークショップを主催した北海道大学 情報基盤センター田邉鉄准教授は、「Swift Playgroundsは教えるための資料がiBooksで無料公開されているため、プログラミング教材として導入しやすい」と語る

 ワークショップでは田邉准教授による説明の後、参加者が持参または貸し出されたiPadでSwift Playgroundsを起動。チュートリアルの課題に全員が取り組んだ。20人余りの参加者の多くはプログラミング初体験だったが、iPadをスムーズに操作しながら課題を次々にクリアしていく人の姿が目立った。

 大学生の参加者は、「初めてのプログラミング体験は面白かった。将来は教員になるが、まず自分ができないと教えられないと思った」と素直な感想を語った。公立小学校の教員からは、「ソフトは使いやすくても、さまざまな児童がいる学校でプログラミングを教えるには、工夫をしなければならないことがたくさんある」という指摘も出ていた。

iPadを使ったワークショップの様子
教員をはじめ小学生から大学生まで幅広い層が参加した
パズルを解くようにして、プログラムの課題に取り組んでいた
■変更履歴
公開当初、中西氏の所属を「情報学部」としていましたが、正しくは「情報科学部」です。お詫びして 訂正します。本文は修正済みです。 [2017/11/9 11:50]