小学3年生がロボットを動かすプログラミングに挑戦

 小学校でも、様々な教科の授業が公開された。和歌山大学教育学部附属小学校では、「教科におけるICT活用」「プログラミング教育・プログラミング的思考」「情報活用能力の育成・情報モラル教育」の3テーマで、6種類の授業を公開した。

 このうち3年B組では、久保文人教諭が「総合的な学習の時間」で、ロボットのプログラミングを体験する授業を実施した。利用したのは、転がる方向や時間、速度などをプログラムで設定できる球形のロボット「Sphero(スフィロ)」。授業ではiPadにインストールしたアプリで動きをプログラミングする。iPadとロボットはBluetoothで接続しており、iPad上で指示すると、プログラムした通りにロボットが動く仕組みだ。

授業では球形のロボット「Sphero(スフィロ)」を使用。子供たちは、試行錯誤しながら障害物を避けてロボットを動かすプログラミングに挑戦した

 子供たちがロボットを使うのは、この授業が3時間目だ。最初の授業では、プログラムを使わずに、iPadをリモコン代わりにしてロボットを動かした。2時間目に初めて、プログラミングの方法を学んだという。3回目の授業場所は体育館。子供たちはグループに分かれ、途中の障害物を避けて、目的地までSpheroを動かすプログラミングに挑戦した。

途中に置いた跳び箱の向こう側にあるシートの上にロボットを止めれば成功。うまくいったグループからは歓声が上がった

 グループでは最初に、どのようにロボットを動かすとよいのかを話し合う。次に、その動きを実現するプログラムを作って、動かしてみる。実際に動かしてみるとなかなか思い通りに動かず、子供たちは試行錯誤しながら動かし方を変えたり、プログラムを変更したりしていた。

 印象に残ったのは、子供たちが大はしゃぎでプログラミングに取り組んでいたこと。うまくいかないと大声で議論し合う、うまくいくと歓声を上げて喜び合うといった調子だった。