低学年:デジタル表現を楽しむことを重視

 1年生の市民科の授業では、「すきなところ、なりたい自分」の単元で、目標とする自分像をイメージに描いて、Scratchで表現した。具体的には、“人に優しくなりたい”場合は、ハートマークに色を変えるプログラムを組むといった具合だ。

 1年生の発達段階においては、PCやScratchの操作が未熟であったり、児童間のITスキルの差も大きいことから、授業はデジタル表現自体を楽しむことに重きが置かれている。自分が描いたキャラクターがスクリーンの中で動かせるという体験を通し、コンピュータって面白い、自分もコンピュータで何かを作り、他者に対して表現できる!といった気づきを得ることが重要であるといえる。

写真2●1年生市民科:「なりたい自分」をプログラミングで表現しようの授業

 2年生の国語では「こんなものがほしいなあ」という単元で、自分が欲しいマシンを考え、Scratchで表現し発表をし合った。公開授業の当日は、児童らが自分で作成したプログラムを皆の前で操作しながら、説明を行った。他の児童にもわかるように対話のポイントを意識し、マシンの動き方や使い方などを順序立てて説明することで論理的思考力を育む狙いである。

写真3●2年生国語:自分が考えた道具を発表しようの授業