中学年:友達と協力しながら、アイデアを形にすることを目指す

 4年生は「プロジェクションマッピングを発表しよう」をテーマにした図工の授業を実施した。Scratchで作成したアニメーションを壁面や対象物に投影し、児童がその動きに合わせて演技を披露するというものだ。児童たちはオリジナルのストーリーや絵コンテを描くところから始め、その後Scratchを用いて背景を作成。怪獣などの登場人物の動きや効果音などもScratchを使って表現した。

写真4●4年生図工:プロジェクションマッピングを発表しようの授業

 背景の切り替えや登場人物の動き、効果音については、キーボードのアルファベットキーで制御していた。例えば、“Aのキーを押したら、怪獣が消える”という具合に、イベントに対応したプログラムを作り、友達の演技を見ながらタイミングを合わせてコンピュータを操作した。

 児童たちは、アニメーションの動き、演者と映像のタイミングの取り方など、かなり試行錯誤を重ねて完成まで仕上げたという。何度もトライ&エラーと改善ができるプログラミングのメリットを生かし、新たな表現を模索した。

写真5●4年生図工:友達の演技を見ながらタイミングを合わせてコンピュータを操作した

 児童の一人は授業の最後で、「スクラッチを何回も使ったことがあったので、プロジェクションマッピングもすぐにできると思った。しかし、友達の演技に合わせたり、演出を考えたりするのはとても難しかった」と感想を述べた。図工の教師はこの授業の狙いについて、「子供たちはスクラッチで何かを作るのはお手の物。次のステップとして“相手に合わせて何かを表現する”作品づくりに挑戦したかった」と述べた。