どのように思考力を定義しているのですか。

(写真/都築雅人)

 スキャン回路、クリエイト回路、リバース回路、ノック回路、ステップ回路からなる五つの思考回路を定義し、それに基づいた思考力パラメータを問題に設定し、数値化できるようにしています。この五つの思考回路については、3月上旬に発売した書籍『プログラミング脳をこれから鍛える本』(弊社刊)で詳しく説明しています。

 この思考回路をマスターすることで、問題解決に必要な思考フロー(思考の流れ)である「認識する」→「仮定する」→「実行する」ことが自然と身に付くことを狙っています。

算数テストに加え、ロボット・プログラミング教育にも乗り出す狙いは。

 SGEDとしての会社全体では新しい教育、特にSTEM(Science、Technology、Engineering、Mathematics)教育を手掛けます。STEMだからといって理系人材を育てようというのではなく、理系文系というくくりを超えたあらゆる教育において、創造性を育むことがより重要になる、そこにコミットしていきたい、という考えからです。

 SGEDは昨年秋、STEM教育のサービスを提供していくためのコンセプトとして「STEM101」を策定しました。これは、Think(思考力)、Make(創造力)、Feel(探究力)という三つの軸に基づいてサービスを提供していくという全体方針です。世界算数はThink(思考力)、ロボット・プログラミング教育がMake(創造力)に相当します。

 ロボット・プログラミング教育では、小学3年~中学3年向けの教材「KOOV」を3月8日に発表しました。様々な形状を作ることができるブロック、Arduino互換の電子基板、各種センサーといったハードウエアと、プログラミングして制御するためのソフトウエアで構成する、ロボット教育キットです。現在開発中で、今夏にも製品を発売する予定です。